Tiger Wood Tracker_Catch

タイガー・ウッズが2016-17シーズンからツアーの公式戦に復帰する意向であることが、自身の公式サイトで明らかにされました。

タイガー不在が1年余りとなり、今後に対する懸念の声も少なくなかったため、多くのメディアやファンの反応もかなり大きいものとなっています。

その中で気になるのは、ナイキが用具事業から撤退することが発表されたことによる、クラブの変更です。


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いまだに世界で最も有名なプロゴルファーであり、人気においても他の追随を許さないタイガー・ウッズのため、多くの用具メーカーが契約を希望することになります。

ただ、それだけ競争率が高いことにもつながります。

そのためアメリカのゴルフダイジェスト電子版は以下のように契約の有力候補をピックアップしています。

The number of golf equipment companies who might be in a position to pursue Tiger’s asking price on the equipment side is likely limited to Callaway, TaylorMade, Titleist and wild card PXG.

『タイガー・ウッズの用具契約で求めるであろう金額に応じるかもしれない会社はキャロウェイ、テイラーメイド、タイトリスト、そしてワイルドカードのPXGに限定されそうだ』と予想しています。

タイガー・ウッズの要求する額に応じれるのは規模の大きいごく一部のメーカーに限定されることになるため、この予想は妥当なものと言えそうです。

しかし、それぞれのクラブメーカーも事情を抱えていることが、この記事では説明されています。

Callaway has its old horse Hall of Famer already in Phil Mickelson, TaylorMade is in the midst of a reorganization and likely sale that surely will limit its marketing spend and clearly will be focused on finding money—the kind of money Tiger Woods might be seeking—to pay the likes of Jason Day and/or Dustin Johnson and/or Justin Rose. Titleist? Titleist sued Nike after Tiger’s infamous hackey-sack commercial, when Tiger at the time had contracts with both Nike and Titleist. While those scars have healed, Titleist doesn’t have a track record of signing older players who haven’t been playing their clubs for a while. Davis Love III is the only example in recent memory of that, and DL3 was more part of the Titleist family than Tiger ever was. PXG? Not likely. Company founder Bob Parsons, who indicated he was interested in Rory McIlroy, told Golf Digest last month, “There’s no doubt that Tiger has been an icon in the game, that no one has done as much for golf as anyone in history and he’s highly respected for that, but I don’t know that his game is what it once was.”

キャロウェイはすでに殿堂入りが確実な看板選手のフィル・ミケルソンがいるし、テイラーメイドは組織再編・事業を整理している最中であり、売却される可能性も高いため、マーケティングに使える費用は限定される中、ジェイソン・デイ、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・ローズらに支払う金額を準備することに集中することになり、タイガー・ウッズのための資金捻出できるかどうかに疑問が残るとのことです。

タイトリストに関してはタイガー・ウッズがナイキとタイトリストの両方と契約を抱えていた時に、ナイキが悪評のあるCMを流したことでタイトリストが訴訟を起こしたことがあります。

そのCMは以下のものです。

このCMによって訴訟にまでことが発展したため、小さくない傷がお互いに残っています。仮にそれが問題がないものとなっていても、タイトリストには、ある程度の期間、自社クラブを使わなくなかった年齢の高い選手とは契約を結ばないという歴史があるため、その点でもタイガー・ウッズとの契約に踏み込むか微妙な面があるようです。

デービス・ラブ3世は、その例外となるのですが、タイトリストの関係も長期間で親密だったのに対して、タイガー・ウッズはそうではありません。

そしてPXGに関しては、以前の投稿で紹介したように、創業者のボブ・パーソンズがマキロイには興味があるものの、現在のタイガーの実力と状態に懐疑的なため、積極的な姿勢ではないと明かしています。

参考記事:PXGはタイガー・ウッズとの用具契約に消極的・・・ナイキの契約内容も影響の可能性

そのためPXGも可能性が低いとアメリカのゴルフダイジェスト紙は予想しています。

そうなるとどのメーカーも「何をおいても大金をタイガー・ウッズに投資する」という選択をしないのではないか?という結論になってしまいます。

Which perhaps leads us to one final point: He’s ranked No. 711 in the world, hasn’t played a “full” season in three years, is coming off three back surgeries and the last equipment company he had a contract with just got out of the business. Is this really how you would want to spend some serious marketing dollars?

「世界ランク711位、3年もフルシーズンを戦っていない、3度の腰の手術を経ていて、契約をしていた用具メーカーがビジネスから撤退してしまった選手だ」という現実を見るときに、本腰を入れて大金を投資したいだろうか?という疑問に行き着くと、この記事では述べています。

タイガー・ウッズが求める契約の額は高額となると予想されますが、それに応じるれる規模のメーカーは少なく、その上、それだけの投資をする必要性がないメーカーばかりだと、米ゴルフダイジェストは分析しています。

現時点では、どのメーカーも最終的に折り合える金額次第で、金額が抑えることができるのであれば喜んで契約したいというのが、現状ではないかと予想されます。

このような現在の状況下では、タイガー・ウッズ側がメーカーと交渉を行ったとしても、大型契約は引き出せない可能性が高いため、復帰戦もナイキのクラブを使用し、年内は継続して使用し、出場するトーナメントで結果を残すことを優先するのではないかと予想されます。

この米ゴルフダイジェストの記事では復帰戦までに新たなメーカーと契約は結ばないだろうとも予想されています。

その根拠として「タイガー・ウッズとナイキのアパレルとシューズの契約は継続していて、2018年末での契約期間が終了するまでにタイガー・ウッズが破棄するのは、経済的な面でメリットはないため、ナイキとの契約破棄が必要になる取引には応じないと予想される」こと。

「用具メーカーはタイガー・ウッズとボール、もしくはクラブの契約を希望する一方で、タイガーとナイキの契約により帽子、ウェア、シューズにナイキのロゴ以外入れることができないことがネックになる」こと。

そして「実戦に戻るための1年あまりの調整の課程で、ウッズの20年あまりのスイングの傾向にアジャストさせたナイキのクラブを使い続けていた」ことなどを根拠として、米ゴルフダイジェストは当面はナイキのクラブを使用することが現実的な選択肢と見ています。

新シーズン開幕戦ではナイキのクラブをもって現れ、新しい用具契約は年を越してからになる可能性が高そうです。

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